| 日刊工業新聞 | 91/2/22 |
| 究極のメカトロ化への挑戦 | |
| - - - - グリーソンCNCハイポイドゼネレーター | |
山本エンジニアリング(愛知県小牧市)はアタカ機械(東京)と共同で米国のGleason社製 #106ハイポイドゼネレーターの完全CNC化に成功した。
車の多機能と顧客ニーズの多様化により21世紀になっても必要とされる車軸駆動のための ハイポイドギアとこのギアを加工するために作られた ”米国Gleason社製ハイポイドゼネレー ター”が今日の電子技術と結びつくことで、全く新しい操作性と機能をあわせ持つことに なった。公開展示会でも多数の来訪があり好評を博した。
この機械の誕生によって、FMS最先端を行く自動車工場の中で唯一自動化の遅れていた 部分が、ロボットやローダーとの組み合わせで、完全無人化ラインを可能にした。 このCNC 化レトロフィットは、機械構成部品を全て切り捨て、電子化したものではなく機械的な不自由度のみを排除し精度向上と安定的な精度持続を目的としている。また、新たに設計された 機械部分をオリジナルに付け加えた上で、電子技術と融合させることにより、段取り時間及び加工時間の短縮、初心者にでも操作できるなどの特徴がある。
既に納入・稼働している1号機の加工精度は、モジュール4.6、歯数11のハイポイドピ ニオンにおいて、歯面及び歯粗度は良好、ピッチエラーについては累積・最大・単1ピッチ 全てで、JIS・O級を達成した。さらに、同機で加工されたピニオンでのシングルフランクテスター並びにアッシーテストの結果、噛み合い2次振動が大幅に低減するという好結果を得た。
現在、Gleason#116型機の製作も進んでおり、今年後半には同シリーズを使用した世界初 の完全無人化ラインを目指すとしている。