| 日刊工業新聞 | 90/12/28 |
| 米国 Gleason 社製傘歯車加工機をCNC化 | |
山本エンジニアリング(愛知県小牧市)はアタカ機械(東京)と共同で米国のGleason社製のスパイラル傘歯車加工機「ハイポイドゼネレーター」のCNC化に成功した。自動車に不可欠な同歯車を製造する過程で自動化のネックになっていた”歯合わせ”をタッチセンサーを使うことにより解消したもので完全無人ライン化に向けて大きく前進した。
”タッチセンサーで歯合わせ解消”
山本エンジニアリングはGleason社の歯車加工機を初め各種輸入機、研削盤などのレトロフィット専業 メーカー。アタカ機械はGleason社の歯車加工機の設置や調整などが主な業務。Gleason社の
ハイポイドゼネレーターは四輪駆動車やFR車に使われるスパイラル傘歯車の加工機械として世界の九〇%以上のシェアを持ち、我が国でも自動車メーカーに約三千台が納められているという。
しかし、純メカ方式の為ワークの位置を合わせる歯合わせを1つずつ手動で行っており、しかもワーク変更に伴うチェンジギア交換などの段取りに多くの手間が必要とされ、自動車工場の省力化を進める上で大きなネックとなっていた。両社では自動化へのレトロフィットニーズを受けて、乗用車サイズの#106シリーズ三台(粗、内歯、外歯削り)をNC化し、システム化するのに成功した。
熟練作業の歯合わせをタッチセンサーで自動化したほか、NC化で非切削時のスピードアップを図りサイクルタイムを短縮、さらに段取りの簡略化を進め、セットアップ時間もちじめた縮めた。又パソコンで入力したフロッピーディスクを機械に差し込むだけでサマリー(段取り表)がディスプレー表示され、改めてNC技術を収得しなくても操作できる。両社ではこれにローダーやロボットなどを 装着し、完全無人ライン化を目指すとしている。